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2021-03-12

音楽への没頭と借金街道

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以前のブログからの続きになります。

中学生時代に友達から誘われたバンドを機に、人に気ばかり使っていて非常につまらなかった学生生活が楽しくなり始めます。

高校生になると地元のライブハウスでライブもし始めていました。
通信制の高校に通いながらの音楽の専門学校は、高等部というカテゴリに属しており
そこには真剣に夢を追う人ももちろんいましたが普通の高校に馴染めなかった子、
勉強がしたくなくてグレながらも親に説得されて渋々きている子などもいました。


せっかく専門にきたのだからとこの頃からかなり真剣にドラムをしつつも
周りに流されタバコも吸い始めます笑
ここでもやはり目立ちたがり屋で少し不良気味なグループと行動を共にします。

環境は変わっても根が変わっていませんね笑

そんなこんなで高校を卒業し、上京して音楽をしたいと思い東京での知り合いなどを作るのに
一番手っ取り早い別の音楽の専門学校ドラムコースに入学。そして一人暮らしの開始。
親には散々金銭的迷惑をかけていました^^;

そこではさすが高等部ではない専門学校とだけあって、夢を必死に追う生徒がたくさんいました。
授業終わりにスタジオに入り、練習を積み重ねてバイトにも励みました。
そこで今考えれば全く後先を考えていない考えを思いつきます。

「バイトの時間を練習に充てる為に奨学金を借りよう!」

この時点で無意識に借金開始。
バイトはやめて練習に、初めての一人暮らしだったのもあり遊びにも時間を使いました。
必死の練習の成果もあり、卒業時の最後の学内ドラムコンテストで優勝。賞金は確か3万円。学年全てのクラスを集めてのボーリング大会でドラムコース内で優勝。賞金2万円。(謎の荒稼ぎです笑)

この時点で奨学金のことは特に考えていませんでしたが、総額240万の借金生活の始まりです。


そこから特に就きたい職もなかったのでその専門学校にスタッフとして入社します。
それと同時にDr.プラネット(旧Re:play)というバンドの結成。
(今はも解散していますがそのバンドのPVがありますので興味がある方は是非)

このバンドが後にドラム人生のピークを迎えるバンドになります。

専門学校に入社してからは最低限の仕事をしながらバンドの宣伝活動、動画編集、ライブの準備などしていました。
(全然仕事をしないスタッフですみませんでした^^;)

そして仕事が終わった後は少し寝てから深夜24時から朝の6時までスタジオ練習。
そんな生活だとまともに起きれるはずもなく、仕事にはよく寝坊をして謝っていました。

完全にドラムのことしか頭になく仕事をなめてましたね今思えば^^;


バンドというのは恐ろしいもので(特にスタジオでしか本番練習できないドラム)真剣にやればやるほどお金がどんどんと飛んで行きます。

個人練習の為のスタジオ代が一時間あたり700円とかでした。
月に50時間とか入ると35,000円・・・

そしてライブでお客さんを呼べないとチケット2,000円×10 枚分とかで20,000円。
月に4回あると80,000円。

先ほど上げたPV撮影費などでメンバー割り勘でも一人10万円弱。加えて家賃、生活費。

普通の会社員が音楽をしながら払える金額では到底ありません。
そして忘れてはならない奨学金の返済・・・



借金街道まっしぐらの地獄絵図の完成です笑


続きはまた次回書いていこうと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。